読書(6)

Reading books – 读书 / 讀書

Bandai Highlands, Japan (2016), by Masayoshi Toyoshima

 

内容

2019.. 1

1H (2019) 1

●Peter Chaput著『Checking You Out』(8017年)... 1

●Mary Shelly著『Frankenstein』(1831年).. 1

大井満著『ヨーガに生きる』(1988年).. 1

●Amor Towles 著『A Gentleman in Moscow』(2016年).. 1

バート・アーマン著『キリスト教成立の謎を解く、改竄された新約聖書』(2009年).. 1

モーリス・ルブラン著『ルパン、最後の恋』(2012年)... 1

2H (2019) 1

小塩節著『ファウスト ヨーロッパ的人間の原型』(1996年).. 1

●Jake Tapper著『The Hellfire Club』(2018年)... 1

●Friends of Historic Kingston発行『Kingston, The IBM Years』(2015年).. 1

 

 

以下は、大体米国ハワイ滞在中に米国または日本で本を読んで、感想を簡単に書いた。

 

 

2019

1H (2019)

 

注:コナ図書館ブッククラブの2019年予定:

Here is the list for 2019

January    -  Checking You Out by Chaput    - Bev

February   -  Frankenstein by Shelly        - Bev

March      -  Japanese Lover                - Mardi

April      -  Gentleman in Moscow           - Anita

May        -  Their Eyes Were Watching God  - Ruth

June       -  Hellfire Club                - Lee

July       -  I'll Be Gone                  - Shirley

August     -  Underground Railroad          - Ken

September  -  Before We were Yours          - Patti

October    -  Woman in the Window           - Ruth

November   -  The Art Forger                - Carol

December   -  Fascism                       - Roma

                               (From Bev Stehley, 12/28/2018)

 

Peter Chaput著『Checking You Out』(8017年)

 

木曜日に、コナ図書館ブック・クラブ1月の本、Peter Chaput著『Checking You Out』(Rosedog Books8017年、63 pp.)を読み終わった。ニューイングランドの海岸でまだ寒い3月に不動産屋を冷やかしにいった若夫婦が、12室+3アパートの夏のホテルを買う羽目になり、そこでの22年のドタバタを書いたもので、全部で18章あるが、各章は23ページで独立していて読みやすい。それぞれがたわいもない話で、”The Intruder”の章でスカンクを二匹捕まえた件は覚えていないくらいだ。ブック・クラブの本も、みんなこれ位の簡単な本であるといいのだが、著者は2002年以来ハワイに住んでいるので、選んだらしい。彼は歌を色々作ってCDも出している多才な人らしい。(2018.11.08.)

 

Mary Shelly著『Frankenstein』(1831年)

 

ブッククラブの来年2月の『Frankenstein』(1994年、166pp.)を借りたが、「Pearl Books」と書いた棚に真珠湾攻撃の本が沢山置いてあり、今日は日本海軍の真珠湾攻撃の日だった。ここはやはり日系人が多いせいか、真珠湾では行事が行われているだろうが、メディアは大きく取り上げていなくて、2日後のホノルルマラソンが取り上げられている。(2018.12.07.)

木曜日は先週図書館から貸した2月のブッククラブの本、Mary Shelly著『Frankenstein』(1831年、166pp.)を読み切った。ジュネーブに生まれ育ったヴィクター・フランケンシュタインがドイツ・インゴルシュタット大学で科学を学んだ時に人造人間(名前がない)を作って、それに身内の者を次々に殺されるおなじみの内容だが、面白いと思ったのは、ヨーロッパの都市が古い名前で出てくるので、1831年版そのままの英語で書いてあり、それが今も大体読めるのは「ピョートル大王のロシア語改正」とか「日本語の現代仮名遣い」とか大改革がなかった英語は、二百年前の文章を読めるのはいいなと思った。ただし現代英語に比較すると表現はおかしいのが少々あり、現代は「He left home.」というところを「He quitted home.」などの表現が所々にあるのはお愛嬌だ。(2018.12.13.) 翌々日、Wikipediaの「フランケンシュタイン」ページの「ストーリー」を更新して、それまで要旨だけしか書いてないのを、物語がヨーロッパ全体の都市に広がって展開している様に追記した。(2018.12.15.)

 

●大井満著『ヨーガに生きる』(1988年)

 

私は去年の12月ごろから天風会ハワイの早朝体操会へ出席しているが、その仲間から借りた大井満著『ヨーガに生きる、中村天風とカリアッパの歩み』(春秋社、1988年、pp. 259)を読み終わった。天風がエジプトでカリアッパに遭い、インドのダージリン近くの彼の村でカンチェンジュンガを仰ぎながら修行にいそしみ、1年7か月でクンバハカを会得するまでを小説風に書いている。著者はこの本を出版したら、天風会から破門されたそうだが、天風をあまりに受動的に書いてあるのでだろう。サマセット・モーム著『剃刀の刃』(清朝文庫)にヨーガの歓喜に触れているというので、読んでみよう。 (2019.01.17.)

 

Amor Towles 著『A Gentleman in Moscow』(2016年)

 

夕方、下の孫が木剣の講習に行きだしたので、車で送り、そばの図書館で4月のブック・クラブの本、Amor Towles 著『A Gentleman in Moscow』(Viking: Penguin Random House2016年)を借りてきた。1920年代のモスクワで、赤軍の裁判でモスクワのホテル・メトロポールに軟禁になったニジュニ・ノヴゴロドのロストフ伯爵(Count Rostov)がいろいろ活躍するらしいので、460ページもあるので読み切るか分からないが、楽しみに読みだした。 (2019.04.23.) ここにStudy Guideと称してあらすじがあったので、

http://www.bookrags.com/studyguide-a-gentleman-in-moscow/

これもガイドにBook Two以降は拾い読みして、土曜日には読み切った気分になった。ロストフ伯爵はその後このホテルの給仕となり、昔馴染みのニーナに出逢い、その娘ソフィアが優秀なピアニストなのを発見して、彼女が1950年代にパリへ公演にいった際にアメリカへ亡命するアレンジをしてやり、その実行の際に自分もフィンランドへ出国し、そして老人になってから人知れずニジュニ・ノヴゴロドの荒れ果てた邸宅へ帰り、マリナに再会するという筋書き。エール大学を出て、スタンフォード大学で英語の修士号を持つ著者が30年間投資会社で働いた後に、世界のあらゆる文学に関する知識をひけらかして書いた二番目の本で、私にはモスクワのかって知ったる場所が出てくるのは面白かったが、全体は面白くなかった。(2019.04.27.)

 

●バート・アーマン著『キリスト教成立の謎を解く、改竄された新約聖書』(2009年)

 

前々日に藤沢市図書館で借りてきていたバート・アーマン(Bart Ehrman)著『キリスト教成立の謎を解く、改竄された新約聖書』(Jesus, Interrupted, 2009)を読み切った。以前寄ったことがあるノースカロライナ州チャペルヒル校の教授というので興味を持って、この聖書の歴史研究をし過ぎてキリスト教徒でなくなった人の意見を読んだ。新約聖書の成り立ちについて学ぶ所が結構あり、こうした議論が出た時の反論が私はできるようになり、彼の意見は間違っていると思う。(2019.06.07.)

 

●モーリス・ルブラン著『ルパン、最後の恋』(2012年)

 

近くの藤沢市立片瀬図書室で借りてきたモーリス・ルブラン(Maurice Lebrun)著『ルパン、最後の恋』(La dernier amour d’Arsène Lupin)を読了。アルセーヌ・ルパン冒険探偵シリーズは中学生の頃『奇岩城』などをよく読んだが、著者は1941年に亡くなっている。この本は遺作が2012年に発見されたもので、どうも未完らしくパンチに欠けていたが、面白く読んだ。(2019.06.16.)

 

2H (2019)

 

●小塩節著『ファウスト ヨーロッパ的人間の原型』(1996年)

 

始め日本YMCA同盟出版部(1972年)のを後にトーマス・マンの「ファウスト博士」を入れて講談社学術文庫となったもの。小塩節先生からは大学時代の一般教養科目でドイツ文学の例で「ファウスト」を一学期間読まされて、講義を受けた。小田急に開店した藤沢市南図書館でみつけて、借りてきた。著者のファウスト大好きの感情が出ていて、面白かった。(2019.08.05.)

 

Jake Tapper著『The Hellfire Club』(2018年)

 

火曜日に図書館へ寄り、今月の図書クラブの本、Jake Tapper著『The Hellfire Club』(2018年)を借りてきた。著者はCNNテレビのワシントンD.C.担当記者で、1954年ごろのワシントンを背景のスリラーらしい。(2019.08.13.) 今週図書館で借りたJake Tapper著『The Hellfire Club』を1/6ほど読み進んだ。第二次大戦後のアイゼンハワー大統領とマッカーシー上院時代の話で、ニューヨーク州選出の共和党下院議員のCharlieと妻Margaret(動物学者)がそれぞれ果敢にMilitary-Industrial Complex(軍産複合体)に対抗したり、チェサピーク湾の小島に生息する仔馬の状況を調べたりするフィクションもの。ニクソン夫妻、ジョン・ケネディなど有名人が多く出てきて、また各章がほぼ独立していて読みやすく、二人がコロンビア大学図書館で会う章、第一次大戦で戦った父が真珠湾攻撃直後に戦争に参加したいCharlieに不参加を説得する章など秀逸だ。最後の章でアイゼンハワー大統領がCharlieに目となり耳となることを頼むところも読んだ。(2019.08.16.)

11時からブック・クラブの月例会で、Bevに変わってDonna Montiが全体のめんどうをみていて、今月はJake Tapper著『The Hellfire Club』を議論。私は結局1/4しか読んでいないが、要するに政治家たちが英国の秘密結社Hellfire Clubにならって、秘密結社で何とか会社の枯葉作戦用農薬製造に国家予算を付けるようにしていて、主人公のCharlieMargaretを危険に陥れるが、最後の決闘で黒人議員に救われるというような内容。皆さんは、政治は当時も今も変わらずとか、女性メンバーが多いのでMargaretが当時としては職業を持っていたのは特殊だったとかの議論。その内、いまハワイ人が30メートル望遠鏡建設に反対しているのはけしからんとか言い出して、会合は終わった。(2019.08.20.)

 

Friends of Historic Kingston発行『Kingston, The IBM Years』(2015年)

 

金曜日午後遅くになって、前のウィークエンドに米国アマゾンへ注文した本、Friends of Historic Kingston発行『Kingston, The IBM Years』(2015年)が午後届いているのに気付き、少し読んだ。私はニューヨーク市から北へ車で二時間かかる、キングストンという町にあるIBM開発研究所で1975年から二年間働いた。日本の藤沢製品開発研究所で開発した製品の販売計画を、そこで米国IBMの販売部門(在ホワイトプレインズ)と一緒に作成して、二番目の子供もそこで生まれたので、大変懐かしくて、すぐ少し読みだした。(2019.09.20.)

 

翌日の土曜日に、上の本『Kingston, The IBM Years』を読み終わった。キングストン開発研究所・工場は、1950年代には近くのIBMポキプシー開発研究所から電動タイプライターの生産を移して始まり、同時に冷戦時代にソ連の長距離爆撃機を早期発見して撃墜するSAGEプロジェクト(半自動式防空管制組織)を完成して、1960年代には超大型STRETCHコンピューターをアルゴンヌ国立(核物理)研究所へ納め、アメリカン・エアラインのSABRE予約システムを作ったのは知らなかったし、IBM 2260 & 3270表示端末機を出荷して、またSystem/360大型機には沢山の部品を製造したのは知っていた。1970年代に3270表示端末機を作った時にIBM藤沢開発研究所がその一翼を担ったので私も二年間滞在して、続いて1980年代初めまでは低価格表示端末機シリーズIBM 3101 & 3151を開発したころまで日本から付き合ったが(当時キングストンでは分散処理ミニコンIBM 3790に続くIBM 8100を苦労して開発・生産していた)、1985年には従業員が7,100人に達したという。しかし1990年代の初めにIBM全体が困難になってきて、業務はすべてポキプシーへ集約されて、1995年に正式に閉鎖されたもの。この本は何人かのキングストン在住者がおもにIBMがどのように地域へ影響したか書いた物を寄せ集めたもので(唯一位のIBM社員で取扱い説明書に関係した人が彼の経験を全体的な製品について通信ソフトBTAMからVTAMへの移行までを書いていた)、1970年代以降のことは華々しい大型コンピューター関係でないので書きにくいのかうまく書かれていなかったが、IBMからもらったという写真に素晴らしいものが多いので、その面では見て楽しんだ。(2019.09.21.)

 

Madeleine Albright著『Fascism, a Warning』(2018年)

 

日曜日は教会へ行くのが億劫になり、今週ずっと読んできたBook Club 11月の本、Madeleine Albright著『Fascism, a Warning』(2018年、288頁)をほぼ読み終わった気がする。彼女はクリントン政権の米国の国務長官で、ムッソリーニ、ヒトラー、プーチン、エルドアン、Kim三代、トランプなどの経歴と批判が、含蓄深かった。(2019.10.13.) 図書館に寄って、Book Club 12月の本、Madeleine Albright著『Fascism, a Warning』(2018年、288頁)を借りてきた、実は10月中旬に間違って読み終わったのだが。著者はクリントン政権の米国の国務長官で、ムッソリーニ、ヒトラー、プーチン、エルドアン、Kim三代、トランプなどの経歴と批判が、含蓄深いので、また読んでいる。(2019.11.27.) 今日で読み終わって図書館へ返した。 (2019.12.07.)

 

 

 

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Created by Yoshi Mikami on Jan. 19, 2019. Updated on Feb. 13, 2020.